후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
おおおかえちぜん
大岡越前
吉川 英治
吉川 英治의 大岡越前(おおおかえちぜん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 218,436자 · 437화면
「あ、きのう相談されたあの事か。もうお島が、お袖の実の姉と、はッきり分ったからには、ぜひ、会いに行った方がよい。どういう用かわからぬが」
「では今夜、約束の時間に行ってみます。そしてまた、あしたの明け方、ここで会って下さいます」
「うむ。御用の前に、来ているからな。……しかし、こうした儚い逢う瀬も、あと幾日のことやら」
「いやです。そんな悲しいことを仰っしゃっては」
お次は、男の胸にすがって、痩せの目立って来た白い頸をふるわせた。――抱きしめて、左右太も、じっと瞼をふさいだ。
「河原に咲いた朝顔みたいに、ふたりの恋は短か過ぎるなあ。けれど、あきらめてくれい、お次さん、おれたちは、お奉行の死に殉じる覚悟だ。義平太、勘蔵なども、堅く約束してあるのだ」
「どうして、越前守様は、死ななければいけないのでしょう」
「お奉行とて、決して、好んで死をえらぶわけはない。……が、四囲の事情、法のきびしさを、身を以て、お示しになる為にも、おそらく、自決以外のことは考えておられまい」
そのとき、もう大根河岸や魚河岸を中心に、烈しい朝の往来が流れ初めている中を、ひとりの男が、瓦版の呼び売りを呶鳴りながら通った。