일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

おおおかえちぜん

大岡越前

吉川 英治

吉川 英治의 大岡越前(おおおかえちぜん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 218,436자 · 437화면

아오조라 문고

不平浪人の謀反は、いつも西国地方を温床にして育ちたがる。西国の経済力と、雄藩の背景と、そして海路や島々の地の利を持っているからである。殊に、密貿易のさかんな横行は、その財力と野心家とを結合させた。うしろに雄藩のうごきを恃み、全国の浮浪の徒を狩りあつめて、脆弱な権力の府を、揺すぶり仆そうという計画をえがかせた。

化物刑部は、江戸におけるその一員だった。彼の任は、江戸にある不平、無頼、野望、自暴、の徒を駆って、さなきだに悪政下にある世相人心へ拍車をかけて、とことんまで、人間を自堕落と不安の底に追い陥し、時をまって、西国の仲間のうちへ奔る予定でいたのである。

はしなくも、かれは、自分のかけたワナに懸って炎の中で、自刃し、かれを通じて、西国方面の陰謀や、密貿易仲間のうごきが、どういう現状にあるかは、ついに今度の調査では、余りにも、広汎に亙りすぎて、知るを得なかったが、この方面の、幕府にとっての危険なる欠陥も、ゆるがせに出来ないものになっていることは、間違いない。

新将軍の職をうけ、前々代からの政治改革と積年の悪弊一掃に、果断で、時には、周囲を唖然とさせるほど勇敢なる吉宗が――これらのものを、一夜、市井の山善に押込んだ五人組強盗事件というだけのものとして、小さな眼孔で、見すごしているわけもない。