후리가나로 읽는 일본 고전
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠1
中里 介山
中里 介山의 大菩薩峠1(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 200,314자 · 398화면
「さらば二人もろとも殺るか」
「いや、めざすは清川一人なれども、罷り違えば高橋もろとも」
「うむ」
竜之助は土方の面と岡田の面とを等分に見比べながら、
「もし高橋を相手に取る時のその手筈は?」
「拙者はおのおのと直ちに清川に向い申さん、高橋邪魔立て致さば吉田氏、貴殿と岡田氏とにて」
「心得た」
土方は手勢をまとめて清川に向い、まんいち高橋その他の邪魔立てもあらば、机竜之助と岡田弥市とがこれに当るという手筈をここにきめました。
新徴組は野武士の集団である。野にあって腕のムズ痒さに堪えぬ者共を幕府が召し集めて、最も好むところの腕立てに任せる役目ですから、毒を以て毒を制すると謂つべきものです。
近藤勇は野猪のような男である。感情に走りやすく、意気に殉じやすい代りに、事がわかれば敵も味方もなくカラリと霽れる、その剣の荒いこと無類、術よりは気を以て勝つ。
土方歳三はこれに比べると陰忍の男である。落着いていたが荒れる時は近藤以上に荒れる。怨みはよく覚えていて、根に持っていつまでも忘れない。近藤は御し易し土方は御し難しと有司も怖れていた。隊長の芹沢は性質がことに僻けていた。