후리가나로 읽는 일본 고전
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠1
中里 介山
中里 介山의 大菩薩峠1(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 200,314자 · 398화면
「そこへ行くのは与八ではないか、与八どの」
「誰だえ」
これは今、土方歳三を、柳原の金子という、過ぐる日新徴組が高橋と清川とを覘うとき会合した家に訪ねて帰る宇津木兵馬の声でありました。
「ああ兵馬さん」
せわしい中で立ち止まった与八。
八
夜が静かになると人の心も静かになります。静かになるに従って昼のうちは取紛れていたことまでが、はっきりと思い返され、寝られぬ時は感が嵩じて、思わでものことまでが頭の中に浮んで来ます。聖人というものでない限りは、誰でも自分の今までの生涯を思い返して、過がなかったと立派な口が利けるものはないはずで、人間の良心というものは、ほかの欲望の働く時は眠っていますけれども、その欲望が疲れきった時などによく眼を醒して「それ見ろ」と叱ります。
竜之助は夜中になると、きっと魘されます。
お浜はいま夫の魘される声に夢を破られて、夫の寝相を見ると何とも言えず物すごいのであります。凄じい唸りと歯を噛む音、夜更けての中に悪魔の笑うようにも聞えます。お浜はぞくぞくと寒気がして、郁太郎を乳の傍へひたと抱き寄せて、夜具をかぶろうとして、ふと仏壇の方を見ました。