후리가나로 읽는 일본 고전
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠1
中里 介山
中里 介山의 大菩薩峠1(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 200,314자 · 398화면
打ち込んだら、こっちのどこかへ来る。それがどこへ来るか、さっぱり見当がつかぬ、浅く来るか深く来るかさえ見当がわからないのです。
時節がら人の通りが少ないといっても、名にし負う京と大阪とへの追分に近いところ、
「あれ、喧嘩があるそうな」
「武家と武家との争闘じゃ」
「おお、抜きましたぜ」
「抜いた、抜いた」
「長い刀やな」
「あれ、危ない」
気の弱いものには、真剣勝負は見ていられない、袖で面を蔽うて急いで通り去るのが尋常の人です。怖いもの見たさの連中のみ遠巻きにして――それとても息を凝らして、片足は逃げられるように、スワというとき腰を抜かさずに走れるだけの胆力を持ったものに限るのです。
白昼、白刃の立合は、おそらく凄いものの頂上でありましょう。月にかがやく刃の色、星にきらめく兜の光などは、殺気を包むに充分の景情があります。ここには、人と人との血気、剣と剣との殺気、それが全くむきだしに、青天白日、八百万の神の照覧ましますところにおいて行わるるのであります。ことに、竜之助を知って、その面の刻々の変化――変化と見えざる変化を見分ける人があるならば、何者とも知れず、来って八万四千の毛孔を揺って行くとや疑うであろう。