후리가나로 읽는 일본 고전
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠1
中里 介山
中里 介山의 大菩薩峠1(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 200,314자 · 398화면
ずっと昔は毎月二十一日に、後には年に両度、その後は年に一度、四月の二十一日、真行草の三つの品の中、真の道中は新艘の出る時、そうしてこれは、最も普通の意味における道中、太夫が館と揚屋を歩くだけのこと。
霞にさした十二本の簪、松に雪輪の刺繍の帯を前に結び下げて、花吹雪の模様ある打掛、黒く塗ったる高下駄に緋天鵞絨の鼻緒すげたるを穿いて、目のさめるばかりの太夫が、引舟を一人、禿を一人、だんだら染めの六尺帯を背に結んだ下男に長柄の傘を後ろから差しかけさせて、悠々として練って来ましたから七兵衛は、こちらの遊女屋の軒下に立ってその道中の有様を物珍らしと見ていますと、右の一行が、木津屋の暖簾の中へ入ってしまい、そのあとから男が二人、黒塗りの長持のような大きな箱を担ぎ込むところまで見ておりましたが、その箱の一方は、将棋の駒の形をした木札があって、それに「御雪」と記されたのを見る。
「もしもし、それへおいでのお客さん」
梅の花の振袖を着た小さな禿、ちょこちょこと走り出て呼び止めますから、七兵衛は振返りました。
「私でござんすか」
「はい、あの太夫さんが、お前に会いたいと申しまする、お入りなさい」