일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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だいぼさつとうげ

大菩薩峠1

中里 介山

中里 介山의 大菩薩峠1(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 200,314자 · 398화면

아오조라 문고

どこをどうして来たか机竜之助は、その日、夕陽の斜めなる頃、上野の山下から御徒町の方を歩いていました。

ふと、鼓膜に触れた物の音で、呆然と歩いていた竜之助はハタと歩みを留めたのでありました。

見上ぐればそこには卑しからぬ構えの道場がある。その中からは戞々と響き渡る竹刀の音、それと大地を突き透す気合の叫びが、おりおり洩れて来るのです。

ああ竹刀の音、気合の声、それを忘れてよいものか。竜之助は釘付けられたように立ちつくして、そうして道場の武者窓のあたりへと近寄りました。

その道場の表札も古く黒ずんで、道場の主が果して何者であるやもよくわからなかったけれども、好きな道で我を忘れて武者窓から編笠越しにのぞき込むと、主座に坐っているのは五十ぐらいの年配で、色の少し黒い、頬骨がやや高くて、口は結んで、脊梁骨がしゃんと聳え、腰はどっしりと落着いて、じっと眼をつぶって、さながら定に入ったように見える人物。左右に並んだ弟子たちが十余人、いま場の真中で行われつつある稽古ぶりを見ている熱心さ。

竜之助はこの緊張した道場内の空気、先生の態度、弟子の作法を見て、おのずから他の町道場と選を異にするものあるを知って、はてこの道場の主は何者であろう、どれほどの手腕がある人であろうと再び主座の方を見ると、その人物がちらりと自分の方、武者