후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
わらわのはんせいがい
妾の半生涯
福田 英子
福田 英子의 妾の半生涯(わらわのはんせいがい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 64,051자 · 122화면
好し他の人にはさも答えよ、妾は磯山が股肱の者なり、この家に磯山のあるを知り、急用ありて来れるものを、磯山にして妾と知らば、必ず匿れざるべしと重ねて述べしに、女将首肯きて、「それは誠にすみまへんが、何誰がおいでやしても、おらんさかいにと、いやはれと、おいやしたさかい、おかくしもうし、たんだすさかい、ごめんやす、あんたはんは女はんじゃ、さかい、おこりはりゃ、しまへんじゃろ」とて、妾を奥の奥のずーッと奥の愛妓八重と差し向かえる魔室に導きぬ。彼は素より女将に厳命せし事のかくも容易すく破れんとは知るよしもなく、人のけはいをばただ女将とのみ思いなせりしに、図らずも妾の顔の顕われしを見ては、如何で慌てふためかざらん。されど妾は先日の如き殺風景を繰り返すを好まず、かえって彼に同情を寄せ、ともかくもなだめ賺して新井、葉石に面会せしむるには如かずとて、種々と言辞を設け、ようよう魔室より誘い出して腕車に載せ、共に葉石の寓居に向かいしに、途中にて同志の家を尋ね、その人をも伴わんという。詐りとは思いも寄らねば、その心に任せけるに、さても世には卑怯の男もあるものかな、彼はそのまま奔竄して、遂に行衛を晦ましたり。