후리가나로 읽는 일본 고전
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ならしげざっぴつ
小出楢重随筆集
小出 楢重
小出 楢重의 小出楢重随筆集(ならしげざっぴつ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 334,351자 · 657화면
その場合は、有合せの下駄をつっかけて走るのだ。近頃の都市風景の点景としてもっとも多く目につくところの夏のコスチュームである。ことに下町方面にはその洋装の裾から多少の腰巻の先端を現し、もちろん靴下を用いないから浮世絵時代の足が二本、裸のままで出ている。私にはあるエロチックな錦絵さえも想像させてくれるのである。
下町へ行くと、今もなお女髪結いの上っ張りの如く、西洋のねまきの如き、あんまの療治服の如き俗にこれをアッパッパと称されているところの簡易服を着ているものを認めることが出来る。東京では何と呼ばれているか知らないが大阪では右の称がある。芸妓が自宅にある時、真夏の昼これを愛用する。
アッパッパは現代モダン生活の第一線に対するそのもっとも煽りを承っているところの女軍であるといっていいかも知れない。とにかく何か時代の雰囲気と影響を感じてはいるのだが、そしてそれを受けたいのだが何が何やらさっぱりよく判らず、その上家屋の構造や家族の手前、生活の様式や経済上の関係や何やかやの関係から、なるようにしかならぬ、という諦めによって成立せるところ、先ず日本としてはもっとも合理的にして大衆的であり、安易にして新味あるところの服装であるかも知れない。