후리가나로 읽는 일본 고전
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ならしげざっぴつ
小出楢重随筆集
小出 楢重
小出 楢重의 小出楢重随筆集(ならしげざっぴつ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 334,351자 · 657화면
そしてただ、ちょっと、入選さえ毎年つづけていればそれで知友と親族へ申訳が立つという位の安値な慾望までが普及しつつあるかの如くである。
お引立てを蒙る、御愛顧を願う、という文句は米屋か仕立屋の広告文では最早やないのである。芸術家は常に各展覧会において特別の御引立てと御愛顧を蒙らなければならないがために、年末年始、暑中は勿論、かなりのはがきさえも用意せねばならない時代である。そうしなければ、この文明の世界に絵描きは立ってもいてもおられないという場合に立ち到っているかの如くである。
従って近頃位、各先輩や審査員の家へ絵を持って廻る画学生の多い時代はかつてないといってもいいかも知れない。
とにかく一度審査員の目に触れさせて置く必要があるという考えから、無理やりに見せにくるという事がないとは断言出来ない事を私たちは感じる。その証拠に、この絵はよくないから駄目だと考えますといったはずの絵がやはり出品されている事も多いのである。
ひどいのになると、頼み甲斐ある先生のみを撰んで一つの絵を持ち廻っている人たちさえあるものである。そして、悉くの内意を得て置くと名誉にありつきやすいという考案である。