일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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あきかぜとはは

尾崎士郎短篇集

尾崎 士郎

尾崎 士郎의 尾崎士郎短篇集(あきかぜとはは)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 108,032자 · 216화면

아오조라 문고

四大空に帰するか、魂魄故郷に還るか、雄心滅せずして永えに天地の間に磅たるか。自分はこの迷いに確答を与うべき科学を持っている。唯、靄々たる彼が笑容、昂然たる彼が雄姿、朗々たる彼が声調、眼の前に、耳の底に髣髴として残留し、寸時もわが胸奥を離れない。(中略)自分は、かつて骨肉の喪を悲しんだ。友の難を悲しんだ。更に又、社会国家のために憂い且つ悲しんだと思っていた。しかし、その時には自分という一つの主体が、骨肉、友人、社会、国家という対象物を憂い且つ悲しんでいるようである。然るに今は自分自体が魂を打ちのめされて、心臓をえぐりとられて、形骸のみ茫然として存在しているようである。(下略)」

この悲しみの消え去らぬうちに、昭和九年六月、糟糠の妻でもあれば、彼にとって永遠の女性でもあった多美子夫人がこの世を去り、その涙の乾き切らぬ、翌十年、次男雄志が母の後を追うごとくに死んでいった。

それからあとの中野は、ひとすじの理想に勇往邁進しながら、感情の赴くままに動いた。これから数年間にわたる彼の政治的活動ほど波瀾と飛躍にみちたものはあるまい。

昭和十一年、南京で蒋介石と会見した彼は、翌十二年、総選挙が終ると、その秋、独伊訪問の目的で外遊を試み、十二月、ムッソリーニと会見し、翌年二月にはヒトラーと会って肝胆相照らした。