일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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おもいだすことなど

思い出す事など

夏目 漱石

夏目 漱石의 思い出す事など(おもいだすことなど)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 57,003자 · 113화면

아오조라 문고

子供はなおさらおとなしかった。その代り夫はすこぶる騒々しかった。あとの二人はいずれも二十代の青年で、その一人は一行のうちでもっともやかましくふるまっていた。

誰でも中年以後になって、二十一二時代の自分を眼の前に憶い浮べて見ると、いろいろ回想の簇がる中に、気恥かしくて冷汗の流れそうな一断面を見出すものである。余は隣の室に呻吟しながら、この若い男の言葉使いや起居を注意すべく余儀なくされた結果として、二十年の昔に経過した、自分の生涯のうちで、はなはだ不面目と思わざるを得ない生意気さ加減を今更のように恐れた。

この男は何の必要があってか知らないけれども、絶えず大道で講演でもするように大きな声を出して得意であった。そうして下女が来ると、必ず通客めいた粋がりを連発した。それを隣坐敷で聞いていると、ウィットにもならなければヒューモーにもなっていないのだから、いかにも無理やりに、(しかも大得意に、)半可もしくは四半可を殺風景に怒鳴りつけているとしか思われなかった。ところが下女の方では、またそれを聞くたびに不必要にふんだんな笑い方をした。本気とも御世辞とも片のつかない笑い方だけれども、声帯に異状のあるような恐ろしい笑い方をした。