일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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しそうとしてのぶんがく

思想としての文学

戸坂 潤

戸坂 潤의 思想としての文学(しそうとしてのぶんがく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 209,809자 · 408화면

아오조라 문고

文化の批判乃至文明批評の必要に沿うてなのである。――併し新聞や雑誌に載せた文学に関係する論稿を今集めて、一冊の本に整理して見ると、一体私がどういうものを探索していたかが、自分でも初めて判るような次第である。私は改めて「思想としての文学」という課題に気が付くようなわけだ。

私が到達せねばならぬと考えていた観念に、科学論の領域ではとも角も辛うじて一応到達出来たと思うが、文学の領域ではまだ私はそこまで進んでいないと云った方が本当だろう。この課題の唯物論的な解決は私流には之からだ。併しそのための踏み台としてはこの本は多少の意味ある示唆を含んでいると思っている。特に文学と道徳との関係、道徳というものの新しい意義、そして之等のものと科学との連関などの分析に就いては、私は今後に向かって相当の希望を有っているのである。

課題の解決の成功不成功などは、この評論集では殆んど問題にならない。この本の存在理由は、それよりも「思想としての文学」というこのテーマ自身の独特さにあるのだと思う。このテーマの特異性を既成のマンネリズム的議論に還元することなく、その要領を指導して呉れるような意味ある批判をまつものである。