후리가나로 읽는 일본 고전
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つめ
探偵クラブ 烙印
大下 宇陀児
大下 宇陀児의 探偵クラブ 烙印(つめ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 51,509자 · 103화면
沖野は、竹中の顔を見ると同時に、ドキリとして再び蹲み込んでしまったけれど、腹の底から、むらむらと嫉妬の情が湧いて来るのをどうしようもなかった。
昼間、彼がここへ来ていた時には、竹中はそうした素振を少しも見せず、それに今思出して見ると、夜は何か研究上のことで非常に忙しいなどといっていた。それが、こうして良子と楽しそうに語らっているのだ。
見ていると、そのうちに突然竹中が室の中で立上った気配だった。そしてツカツカと窓へ近づき、庭に面した窓を一つ一つ引き下ろし始めたのである。
「あら、そんなことをして暑いわよオ」
良子がこういった。それはあのような上品なところのある良子の口から、どうして出たかと思われる位に、媚を含んだ甘え切った声であった。沖野は、ハッと痛痒いような悩ましさを感じた。窓は曇硝子になっていたので、竹中に続いて、良子が同じようにその窓際へ近づいて来る姿が映った。竹中は窓を開けさせまいとし、良子はそれを開けようとする。二度三度、二人の肩や腕がもつれ合ったかと思うと、突然竹中が良子を抱きすくめた。
「ア――」
低く押えつけるように叫んで、良子は弓のように身を反らした。