후리가나로 읽는 일본 고전
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うきふね
文豪怪談傑作選・特別篇 鏡花百物語集
泉 鏡花
泉 鏡花의 文豪怪談傑作選・特別篇 鏡花百物語集(うきふね)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 32,938자 · 67화면
三
舫船を旅籠とより、名所を座敷にしたようなことを吐す。が。僅か一時ばかり前、この町通り、両側の旅籠の前を、うろついて歩行いた折は、早や日も落ちて、脚にも背にも、放浪の陰の漾った、見るからみじめな様子であった。
三
黄昏に、御泊を待つ宿引女の、廂はずれの床几に掛けて、島田、円髷、銀杏返、撫つけ髪の夕化粧、姿を斜に腰を掛けて、浅葱に、白に、紅に、ちらちら手絡の色に通う、団扇の絵を動かす状、もの言う声も媚かしく傾城町の風情がある。
浦づたいなる掃いたような白い道は、両側に軒を並べた、家居の中を、あの注連を張った岩に続く……、松の蒔絵の貝の一筋道。
氷店、休茶屋、赤福売る店、一膳めし、就中、鵯の鳴くように、けたたましく往来を呼ぶ、貝細工、寄木細工の小女どもも、昼から夜へ日脚の淀みに商売の逢魔ヶ時、一時鳴を鎮めると、出女の髪が黒く、白粉が白く成る。
優い声で、
「もし、お泊りかな。」
「お泊りやすえ。」
彼方でも、お泊りやす、此方でも、お泊りやす、と愛嬌声の口許は、松葉牡丹の紅である。
「泊るよ。」
其処へ、突掛けに 紺がすりの汗ばんだ道中を持って行くと、
「はい、お旅籠は上中下と三段にございますがな、最下等にいたしましても……」