일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

しん・へいけものがたり

新・平家物語

吉川 英治

吉川 英治의 新・平家物語(しん・へいけものがたり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 123,012자 · 245화면

아오조라 문고

『でも、兄者人は、母上の許へ、そっと、会いにおいでになるんでしょう。……経盛も、会いとうございます。父とは、わかれたお方でも、子には、切れない母上。……お顔を、見たい。……経盛も、お会いしたくて、たまりません。……けれど、時のくるまで、こらえておりますと、兄者人からも、仰っしゃってください。手紙には、書きましたが』

俯向いていう弟の鼻の先から、一粒一粒、月を宿した涙が、ぽとぽと落ちる。これは、滑稽千万だ。弟は、勘ちがいしているらしい。だれが、あんな母を慕ってなどいるものか。――清盛はいいかけた。しかし、弟の泣きじゃくりにも、つり込まれそうになった。

『ちがうよ、経盛。おれは、渡との、約束で』

『いえ。おかくしなさいますな。兄者人の影を、中御門家の近くで見たお人もあるのですから。……その客人が、父上にも、話しておりました』

『えっ、父上に。……だれだ。そんな出たらめを、いったやつは』

『時信様です。――軽薄な堂上方のうちでも、あのひとだけはと、父上も、かくべつ、お親しくしている藤原時信様ですから、私も、疑いません』

『ふウ……む。あの爺様。このごろまた、やって来るのか』