일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

しん・へいけものがたり

新・平家物語

吉川 英治

吉川 英治의 新・平家物語(しん・へいけものがたり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 123,012자 · 245화면

아오조라 문고

『物をおたずねいたしますが、この辺に、穀倉院の案主時信さまのお住居があるものでしょうか』

『お……。前の兵部権大夫時信どのかな? ……。お汝、知らぬか』と、僧正はまた、供の舎人にきく。

供の男は、知っていた。

この七条畷を行くと、なお西に、延喜年間の社という水薬師がある。藪をへだてた境内の隣りがすぐそれである。平氏の蔓につながるお人の不遇と貧乏はいうまでもないが、兵部仕えには不向きな学者肌で、穀倉院でも変人と評判のあるほどだから、そのおやしきとて、想像のほかであるやも知れない。――などと、舎人の教えかたは、つぶさだった。

『はははは。それでは、和殿の父の伊勢どのと、まず、似た人と申せばよい。長袖のうちにも、忠盛風の者もあるとみゆるよ。……おお、小殿。忠盛どのに、こうもいうておいて欲しいぞ。栂尾の山も、そろそろ寒うなったので、わしも、鳥羽の庵にうつり、冬じゅうは、戯れ絵など描いて、籠り居してあるほどに、まれには、遊びにわたられいとな。……』

いいのこして、覚猷は、道をべつに、別れていった。

それからまもない後。――清盛のすがたは、水薬師の大藪道を通って、一軒――というよりは一郭といったほうが正しいほど長い土塀の前に立っていた。