일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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しん・へいけものがたり

新・平家物語

吉川 英治

吉川 英治의 新・平家物語(しん・へいけものがたり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 123,012자 · 245화면

아오조라 문고

近ごろでこそ、スガ目殿だの、貧乏平氏のと、地下人の代名詞にされ、同族の親類にまで、小ばかにされているけれど、かれとて、以前からこんなだったわけではない。

祖父正盛は、白河、堀河、鳥羽の三朝につかえ、

(分を知り、ものの役にもたつ侍)

と、主上の御信任はあつかった。その子忠盛も、華やかな中に成長し、そして、一時大いに用いられた源義家以下の源氏武者の退潮に代って、平氏系の武人が、あちこちのいなかから、ぼつぼつ中央に登用される契機をなしたのも、実に、この父子の代であった。

白河上皇は、気にくわぬ源氏系人物を、しりぞける道具として、正盛父子を、登用した。また、僧団の武力にも対抗させて、内には、藤原氏を掣肘するにらみにつかった。――そして、退位の後も、政権をもたれ、いわゆる「院政」の端をここにひらいたものだった。

だが、この畸形な院政の新制度と、白河直裁の人事は、たちまち、朝廷と院の対立を生み始めた。また、それが二重の因となって、このころからようやく、

源氏・対・平家。

の対立も、地方武士間にまで、広がって行った。源氏か平家か。いずれかに拠らなければ、時流に乗れないという思潮が、ぼつぼつ興り出していたのである。