일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

しん・へいけものがたり

新・平家物語

吉川 英治

吉川 英治의 新・平家物語(しん・へいけものがたり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 123,012자 · 245화면

아오조라 문고

おととし、海賊の平定の功で、忠盛が、めずらしくも朝廷から賜わった恩賞の品じなも、一封の金子も、有ればあるにしたがって、かれの妻の浪費と、ことしの病気とで、むなしく消え、昨今はもう朝晩の粥すら、すすりかねて来た。

そこで、毎度なので、書きにくそうな手紙を書いた忠盛は、清盛にさえ、いいにくそうに、

(平太。また、すまんがのう、叔父御のところまで、行って来てくれい)

となったきょうの使いなのだった。

それはいい。それは忍ぶとしても、出がけに、

平太よ。また、帰りに、塩小路などを、うろつくなよ――。の一言は、気にくわない。

『子どもにだって、少しは、楽しみがあってもいいだろう。あわれや、この春で、おれも青春二十歳になる。その若さで……叔父貴のやしきへ金借りとは』

自分で自分がいとしまれた。こう思っても、決して、不逞ではあるまいと、清盛は考えかんがえ歩いていた。

『またかよ。平太……』

叔父の忠正は、手紙を読んで下におくと、実にいやな顔をした。手紙が求めているものを貸してはくれたが、叔母も出て来て、

『なぜ、和郎は、母方の身よりへ無心に行きなさらぬ。わろの母御前は、みな、れッきとした、藤原の朝臣とやら、中御門様とやら、きら星な御貴人ぞろいではおわさぬか。