일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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しんしょたいこうき

新書太閤記

吉川 英治

吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 200,903자 · 400화면

아오조라 문고

その返書の文面から察しると、毛利の援軍が、見るかぎりな泥湖に当面して、いかに失望落胆したかがよく窺われる。

折角これまで、大軍をもって急援に駈けつけて来たが、四方満々の水に囲まれた高松の城へは如何とも救いの手をのばす策がない。――如かず、一時羽柴軍へ降伏して城中数千の生命をたすけ、然る後、時期を見て本国へ帰って来い。

察するにまずこんな意味の密書を、隆景と元春の名で城中へ届けたものにちがいない。

それに対して、いま秀吉が手に入れた宗治の返書は、こう答えているのであった。

われら城中の者を、不愍と思し召され、まことに御仁慈のこもった御命ではありますが、この一城は、今や全中国の要、高松の落ちることは、即、毛利家の失墜を意味します。せっかくながらわれら元就公以来恩顧のともがらは、敵に凱歌を売って一日たりと生きのびんなどという者は、匹夫の端に至るまで思いもしておりません。みなこの城と共に死なんの覚悟で籠城を固めておるのです。どうかわれらにお懸念なく、そちらのお味方御一統にも、どうかここ興亡のさかいに千載の悔いをおのこしあらぬように、万全のお備えを祈っております。