후리가나로 읽는 일본 고전
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たわらとうだ
日本の英雄伝説
楠山 正雄
楠山 正雄의 日本の英雄伝説(たわらとうだ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 40,666자 · 84화면
それが今はえらい侍になったといって、せっかく遠方からたずねて来ても会ってはくれない。このごろはめっきり年をとって、こんどまた会おうといっても、それまで生きていられるかおぼつかない。ああ、ざんねんなことだ。」
といいながら、とぼとぼ帰って行こうとしました。
綱は奥でおばさんのいうことをすっかり聞いていました。聞いているうちに気の毒になって、どうしても門を開けてやらずにはいられないような気がしました。それで自分が出て行って、門を開けてやって、
「よくいらっしゃいました。」
といって、奥へ通しました。
おばさんはうれしそうに入って来て、久し振りのあいさつがすむと、
「さっき、ものいみで門をあけないといったが、あれはどういうわけなのだね。」
と聞きました。
綱は鬼のことをくわしく話しました。おばさんはだんだんひざを乗り出しながら聞いていましたが、
「まあ、不思議なこともあるものだね。だがわたしの育てた子がそんなえらい手柄をしたかと思うと、わたしまでうれしいとおもうよ。ついでにその鬼の腕というのを見たいものだね。」
といいました。
綱は気の毒そうな顔をして、鬼のいい残した言葉があるので、今日七日のものいみが明けるまでは、だれにも見せることができないというわけを、ていねいにいって断りました。