후리가나로 읽는 일본 고전
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たわらとうだ
日本の英雄伝説
楠山 正雄
楠山 正雄의 日本の英雄伝説(たわらとうだ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 40,666자 · 84화면
義家は仰せをうけると、すぐ鎧直垂に身を固めて、弓矢をもって御所のお庭のまん中に立って見張りをしていました。真夜中すぎになって、いつものとおり天子さまがおこりをお病みになる刻限になりました。義家はまっくらなお庭の上につっ立って、魔物の来ると思われる方角をきっとにらみつけながら、弓絃をぴん、ぴん、ぴんと三度まで鳴らしました。そして、
「八幡太郎義家。」
と大きな声で名のりました。するとそれなりすっと魔物は消えて、天子さまの御病気はきれいになおってしまいました。
またある時野原へ狩に出かけますと、向こうからきつねが一匹出て来ました。義家はそれを見て、あんな小さなけものに矢をあてるのもむごたらしい、おどしてやろうと思って、弓に矢をつがえて、わざときつねの目の前の地びたに向けて放しますと、矢は絃をはなれて、やがてきつねのまん前にひょいと立ちました。するときつねはそれだけでもう目をまわして、くるりとひっくりかえると思うと、そのまま倒れて死んでしまいました。
またある時義家が時の大臣の御堂殿のお屋敷へよばれて行きますと、ちょうどそこには解脱寺の観修というえらい坊さんや、安倍晴明という名高い陰陽師や、忠明という名人の医者が来合わせていました。