후리가나로 읽는 일본 고전
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しょくぶつき
植物記
牧野 富太郎
牧野 富太郎의 植物記(しょくぶつき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 165,848자 · 327화면
中には遂に一回もその花を見ざるの品種あり。学問上竹の品種を定むるに当り、その花最も必要なるに遂にこれに出会わざるが為めに、到底その品を確定すること能わざるものありて、現今本邦の竹類はその学問上の名称為めに大いに混乱せるものあるを見る。また竹は年所を経れば必ず花さくものなるかというにあえて必ずしもしかるに非らず。殊に本邦の竹類に在てはそれ生じて※を解きてより遂に枯死に就くに至るまで、その寿命を保つの間仮令幾年の星霜を歴るも遂に花を出すことなくして止むもの少なからず。かくの如きの竹ある機会に促がされて一朝花を着くるに至れば、あえてその稈の老幼に関せず、皆悉く花を出し、満枝一として花ならざるなく、花終てその稈遂に枯死に就くもの比々皆然らざるなし。それ花を出すの状態他の植物に比してその不規則なる、実に驚くに堪えたり。
「(第一図)」のキャプション付きの図
(第一図)
「(第二図)」のキャプション付きの図
(第二図)
本邦に在て殊に花を出すこと稀れなる竹はマダケ、ハチク、モウソウチク、ヤダケ、ホウライチク、トウチク、ナリヒラダケ、カンザンチク、タイミンチクならびにオカメザサ等にしてそれ未だ吾人の遂にその花を見たることなき竹はシカクダケなり。