후리가나로 읽는 일본 고전
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しょくぶつき
植物記
牧野 富太郎
牧野 富太郎의 植物記(しょくぶつき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 165,848자 · 327화면
ことは諸君がよく知る所でありましょう。この花床すなわち蓮房が後には下に点頭して倒さまになり、その果実が段々その蓮房より離れて水中に落ちます。落つれば果実の先端が下となり、その蓮房に附着していた本の方が上になる。そうすると中の胚は丁度上に向く様になる。芽だつ時にはこの果実の尻が破れて中の芽が出るのであるが、ハスの果実は皮が甚だ硬いから、かくの如く芽だつ事が容易でありません。世人はあるいはこの大花床を果実と思い、その表面の凹処に陥在せる果実を一つ一つの種子だと思うものがあるけれども、そうではありません。この一個一個の果実はすなわちいわゆる蓮実で一見種子の様に見ゆるけれども、決して種子でなくて果実なのです。この果実は始めは緑色であるけれども成熟するときは、果皮が非常に堅くなりて革質様の殻質を呈しその色も黒くなります。この時これを石蓮子と称えます。この緑色の時は内部の種子なお未熟の際ですから柔かで生で食べられます。この種子は果実の中にただ一個あってその種皮は甚だ薄い。この薄皮内の白肉は味が甘いがこれはいわゆる蓮肉であります。この蓮肉は学問上でいう子葉で、元来二片より成り、多肉で半球形をなしその辺縁は相接着して球形を呈し、その中部は空洞となり、そこにいわゆると称する緑色の幼芽があります。