후리가나로 읽는 일본 고전
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ウニデスちょうりゅうのかなた
橘外男ワンダーランド 幻想・伝奇小説篇
橘 外男
橘 外男의 橘外男ワンダーランド 幻想・伝奇小説篇(ウニデスちょうりゅうのかなた)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 247,361자 · 483화면
「そうです。残念ですが、その記録は今お聞きのところまでで……全部完結してはおりません」
と博士が頷く。
「これが最後まで完結していないということは、我々にとっても実に遺憾この上もないことです。これさえ完結しておりましたら、この陸地の所在を捜査する上にも、またその文物・風土・歴史等を探る上にも、利便の量り知るべからざるものがあると思われるのですが、残念ながら途中で切れていたのでは何とも仕方がありません」
と、博士は憮然たる面持で言った。
「もちろん、中尉自身もこんなところで筆を止めて抛ってしまうつもりなぞは少しもなかった。もっともっと充分に記録しておくつもりであったろうと思われますが、不幸にしてこの辺まで書いてきた頃に発病をして、最早先を続けることができなくなったのだろうと想像されるのです。そのことは、中尉の先輩や友人たちが連名で、中尉の姉宛に認めた手紙の中でも触れているように、だいたいこれらの記録なり、手紙なりを書くのに用いている、この手紙というものが」と、ここでちょっと言葉を切って、博士は巻物の一端を掲げて見せた。
「紙とも付かねば、皮とも付かぬ、このピカピカして薄い柔軟なものは、これは我々が紙と呼んでいるところのものではありませぬ。