후리가나로 읽는 일본 고전
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ウニデスちょうりゅうのかなた
橘外男ワンダーランド 幻想・伝奇小説篇
橘 外男
橘 外男의 橘外男ワンダーランド 幻想・伝奇小説篇(ウニデスちょうりゅうのかなた)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 247,361자 · 483화면
しかしあの方が亡くなってから、娘はすでにこの世の幸福というものを失い切っているのです。たとえそうして娘に生き永らえてもらって私は幸福であっても、すでに魂を失って形だけ生きている娘は不仕合せであり、私はもはや老い先短い身体ではあるが、行く末長い娘の身をそんな老人の犠牲として生き永らえさせておくよりも、娘自身こんなにも仕合せだと喜んでいるのですから、思い切って娘の選んだ道へこのまま赴かせようかと考えてみたり……さりげなく娘を抱いてはいましても、肚の中では膏汗を流さんばかりの気持で、千々に心が乱れておりました」
「……お察しいたします」
とブルメナウ大尉も声を曇らせました。
「ともかく、娘に聞いてみました。お前が仕合せになる道として選んだのならお父様も決してお前を妨げようとはしないから、一語だけハッキリと教えておくれ。毒薬はどれを飲んだのかと聞きますと、娘は黙って枕許の小皿を指ざしました。それがさっきお眼にかけましたあの青い透き徹った薬なのです。先程も申し上げましたようにこれはパピリラといいまして、この国で一番の猛毒として人に恐れられている毒薬です。この薬には死の苦しみもなければ、屍体に何の徴候をも残しはしませんが、誤って微量を嚥下しましても、もはやいかなる名医でも、匙を投げるよりほかはないとされているものでした