후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
ウニデスちょうりゅうのかなた
橘外男ワンダーランド 幻想・伝奇小説篇
橘 外男
橘 外男의 橘外男ワンダーランド 幻想・伝奇小説篇(ウニデスちょうりゅうのかなた)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 247,361자 · 483화면
「一個まず今の値打ちで八千ペソ以上だろう。六十枚として全部で合計四十八万ペソか!」
「一体どこの金貨だろうな?」と不審がるものがあったが、
「さあ?」
と言ったきり、誰にもわからなかった。ただあまりにも見事な金貨の色に、みんな、
「ほう! ほう!」とばかりに見惚れ切っているばかりであった。
もうその頃には、海岸に漂着した木函の中から木乃伊と金貨が出たという噂は村一杯に拡まって、腹を突き出した郵便局長をはじめとし、白髭の学校の校長やよく囀る雑貨屋のお内儀、禿げ頭の宿屋のオヤジ等々……村中のありとあらゆる階層が押し合いへし合い眼白押しに周囲を取り繞いていたが、紙のような皮のような妙な物に描いた絵や、独逸語の巻物なぞは一向に問題でなく、どこへ行ってもただ、木乃伊と金貨金貨の評判で、持ち切りなのであった。
村の主だった連中はすぐ役場に集まって、この函は村の海岸で拾得したるが故に、これらの金貨は当ボカス・デルトーロ村の所有たるべきものなりという決議をしたが、どういう性質の金貨だかそれがサッパリわからず、ただ暗雲に決議ばかりしてしまったので、決議はしても今に誰かに持って行かれそうな気がして、どうも何だか奥歯に物の挟まったような工合であった。