후리가나로 읽는 일본 고전
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ウニデスちょうりゅうのかなた
橘外男ワンダーランド 幻想・伝奇小説篇
橘 外男
橘 外男의 橘外男ワンダーランド 幻想・伝奇小説篇(ウニデスちょうりゅうのかなた)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 247,361자 · 483화면
世継公爵はまだごく若い人であったが、ともかく丁抹国内でドラーゲ公といえば、誰知らぬものない大貴族であり、大富豪でもあった。中央公園脇の王様丘に、王城のような大邸宅を構えて、定紋打った大門の鉄扉を潜ってから、両側に並んだ石造の獅子や、毛氈を敷き詰めたごとき眼も遥かな芝生、丈高い羊歯の群生した道の長いこと長いこと。
絵のような樹苑を向うに眺めながら、やがて見事な大樹が双方から掩い被さって、自然の緑門を拵えた見上げるような大玄関へ着くと、昔ながらの金筋いかめしい仕着せの召使が、壮麗な応接間へ導いてくれる。
と、待つ間ほどなくそこへ、大奥様と呼ばれる商務大臣を務めた先代のクヌード・ドラーゲ公未亡人がはいって来た。
デップリと肥満した、五十余りの未亡人はいかにも大貴族の大奥様らしく、大柄の堂々たる恰幅をしているが、顔色がひどく、冴えないように思われる。
「あなたがイングリード・アイネス嬢? お呼び立てして失礼だとは思いましたが、折り入って一つ、お頼みしたいことができましてね……実はわたし共の頸飾りが昨夜盗難にかかりましてね」
というのっけからの挨拶であった。