후리가나로 읽는 일본 고전
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ウニデスちょうりゅうのかなた
橘外男ワンダーランド 幻想・伝奇小説篇
橘 外男
橘 外男의 橘外男ワンダーランド 幻想・伝奇小説篇(ウニデスちょうりゅうのかなた)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 247,361자 · 483화면
笑いながら群集もこの四番目の自動車に一番喝采を送っている。
「よう似とるわ。ほんもののアレニウスそっくりじゃなア」
と検事が感心して、頻りに花自動車の行方を見送っている。座へ戻ってからも、しばらくは今の仮装の巧妙さで持ち切りであったが、老人はなかなか検事の賞讃をそのままには受け入れぬ。年を老るとつい目前の事物には反撥感が起って、事々に昔を懐かしむものであろうか。今のも下手だとは言わないが、ほんとうに仮装の巧みな人物の仮装というものを、ハルトアンさん、あなたにも見せて上げたいようじゃなアという。
「今でも私に忘れられぬのは、アマリエンボルグ宮にいた時ですわい」
アマリエンボルグ宮というのは、王子御殿のある所、先王の時代には現国王も王子王女たちも、ここで育たれたのであった。
「そのアマリエンボルグ宮にいた頃、殿下の御学友に……」
ハッとしたように老人は口を噤んだが、さりげなく続ける。
「王子殿下たちの御学友でしたがな、その方がいやもう器用とも器用とも! あんな器用な方は、見たことがありませんわい。ある時インゲボルグ王女殿下お付きの侍女で、五十幾つの老婆にヒョイと変装して見せた時には、顔貌歩きぶりは申すに及ばず、顔をしかめる当人の癖から声まで、いやもう似てるとも似てるとも、ほんものと寸分違わずじゃ。