일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ウニデスちょうりゅうのかなた

橘外男ワンダーランド 幻想・伝奇小説篇

橘 外男

橘 外男의 橘外男ワンダーランド 幻想・伝奇小説篇(ウニデスちょうりゅうのかなた)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 247,361자 · 483화면

아오조라 문고

と太子は左の内ポケットから、小さな盒を取り出した。ごく小さな金の盒であったが、これにも何か宝石が鏤めてあると見えて、煌々と輝いていた。「右が父です」

なるほど、それが太子の父王現国王であろう。長く鬚を生やした、やはり頭布の老王が太子によく似た眼許口許を覗かせていた。そしてその左側に眼を移した途端、私の脳裡には突然、いつぞやのカパディア氏の言葉が蘇ってきた。たとえ欧州一の美人と言えどもカムレッシ王女殿下の美しさには及ぶものはないであろうとのあの言葉が。その時私は心の中でカ氏の言を笑殺した。しかし今この眼前の玲瓏玉のごとき太子の面を見、この盒の中に微笑んでいるカムレッシ王女の姿に接する時、誰がカ氏の言を疑うことができようぞ! 面長な顔、切長な魅惑そのものの眸、そして優しく綻びた口許、婀娜というか、濃艶滴らんばかりというか! 印度を知ること何ぞ遅かりし! もう誰が何と言っても、印度は私の友達だ。日本の盟邦だと私は心の中で絶叫した!

「太子、もう誰がなんと言っても私はあなたの友達だ! そしてカムレッシ王女にもよろしく言って下さい。私のできる限りのことはする!」