후리가나로 읽는 일본 고전
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ウニデスちょうりゅうのかなた
橘外男ワンダーランド 幻想・伝奇小説篇
橘 外男
橘 外男의 橘外男ワンダーランド 幻想・伝奇小説篇(ウニデスちょうりゅうのかなた)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 247,361자 · 483화면
野郎のつもりは躍進日本の一流会社の社員たちは印度の有色人種なぞを物の数にも入れていないぞ! というところを示したつもりなのであろうが、私はこのフガフガに笑いが込み上げてきて抑えるのに骨が折れた。もちろん太子はこの直接の衝に当っていられるのではなかった。椅子に凭って黙って社員の顔を眺めていられるだけであったが、社員が昂然として得意そうに英語を喋れば喋るほど、私は年少な太子の前に同じ日本人として顔も上げ得ぬ肩身の狭さを感じたのであった。
「支配人に逢わせていただけませんか?」と堪りかねたようにシャアが言った。
「ですから唯今も申し上げたとおりフガフガ支配人は多忙でお眼にかかっていられないというのです」とにべもなくこのフガは突っ撥ねた。「それで日本人の方で保証人になろうと仰有るのはどの方です? あなたですか?」と今度は日本語で私に顔を向けてきた。
「そうです」と私が椅子を進めた。
「失礼ですが、お名前は?」
私もモゾクソと名刺を出したが、あいにく私の名刺には住所が入れてなかった。商売用の名刺以外には私は住所を入れなかった。これがあながち橘先生ならば住所なんぞなくたってわかるだろうという心臓のせいばかりではなく、年中引っ越しのたんびに名刺ばかり無駄にしているのでこの頃では新案特許のつもりで初めから住所を刷り込まなかった