일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ウニデスちょうりゅうのかなた

橘外男ワンダーランド 幻想・伝奇小説篇

橘 外男

橘 外男의 橘外男ワンダーランド 幻想・伝奇小説篇(ウニデスちょうりゅうのかなた)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 247,361자 · 483화면

아오조라 문고

「よく逢いに来て下さいましたMR・タチバナ」と穏やかに手をさし延べられた。「一度お眼にかかりたいと思っていました」と傍らに直立しているシャアに眼を移されると何か優しくカッチ語で言葉をかけてそのまま正面の椅子を引き寄せられたが、鬼をもひしがんばかりのシャアはその瞬間今にも両眼涙を溢らさんばかりに硬ばって身を震わせながら突っ立っていた。久しぶりに主人の無事な姿を見た喜びか、あるいは今母国語でかけられた言葉がそれほどまでの感激を彼に齎せたものか、この忠義一途な若者は頓には口も利けぬくらいに硬ばり切っているのであった。

「何からお話し申し上げていいかわかりませんが」と太子は静かに机の上に両手を組んで私の顔を打ち見守られた。大使館に起居していられるせいであろう、薄茶色の背広に、酢漿草模様のネクタイを着けて、美しい頬には穏やかな片笑みを湛えていられたが、気の迷いか口辺、眉のあたりに幾分苦悩の跡を残しているように思われた。

「詳しいことはお話しすることも許されませんが、定めしシャアやカパディアあたりからお聞き下すったことと思います。思い掛けぬいろいろな事情が起りまして、私の意志どおりに振舞うこともできなくなりました。