후리가나로 읽는 일본 고전
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ウニデスちょうりゅうのかなた
橘外男ワンダーランド 幻想・伝奇小説篇
橘 外男
橘 外男의 橘外男ワンダーランド 幻想・伝奇小説篇(ウニデスちょうりゅうのかなた)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 247,361자 · 483화면
「決して忘れはしません。私の命のある限り私は覚えているでしょう!」と太子の不思議な涙が私にまでも息詰まらせるような感情を齎せて、私は夢中で太子の手を握り返した。そして大急ぎで付け加えた。「しかし亜米利加へおいでになれば私に手紙を下さることも御自由でしょうし……亜米利加へは行かずとも、いつか一度は私もきっと印度へは――印度のお国へはまいるつもりです。お互いにその時にはまた殿下逢えるではありませんか!」
しかし不思議なことに太子は私の言葉には何とも返事はされなかった。ただ満足そうに心から嬉しそうに幾分憔悴の見える頬に靨を泛めていられるばかりであった。そして黙ってチョッキの隠しから小さな金時計を出して眺められていた。
「私が小さい時に、父王から貰いました。それ以来、私のずっと大切にしていましたものです」と言って私の掌にそれを握らせた。そして握らせた上からまた両手を重ねられた。「ほんの五、六分間という約束で私はあなたとの面会を許されています。お名残りは尽きませんけれども、これでお別れをいたしましょう」と彫像のように突っ立っているシャアを見上げて二言三言また何か言葉をかけられた。