후리가나로 읽는 일본 고전
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ウニデスちょうりゅうのかなた
橘外男ワンダーランド 幻想・伝奇小説篇
橘 外男
橘 外男의 橘外男ワンダーランド 幻想・伝奇小説篇(ウニデスちょうりゅうのかなた)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 247,361자 · 483화면
優美極まりない文字だとは思ったが、さて何を書いているのか、もちろんこれも読めようはずはなく、ルドウィッヒ大尉に代って、多少絵心のあるブルメナウ機関大尉が、今度はそこにごく簡単な軍艦の絵を描いて、山を添え、右側に墓地を、左側にさっきの殿堂を描き、そこから来たのだということを示すために、幾度も幾度も繰り返して、その軍艦とこの市街との間に鵞ペンで点線を入れて見せた。
さすがにこれは老人の傍の者にもわかったとみえて、そのものは老人に何か教えていた。やっと腑に落ちたらしく、老人の頬には微笑が泛み上った。が、ブルメナウ大尉から受け取った鵞ペンで、何か魚のようなものを描いて、しきりにそれを突くのであったが、今度はこちらにその意味がなんとしても通じなかった。
「困ったなあ! 一体どこの言葉なんだろうなあ?」
つくづく機関大尉も困じ果てて、煙草に火を点けたが、その燐寸を擦った時に、そして煙草から煙が発した時に、一同どんなに吃驚して、眼を円に瞠ってそれを熟視していたことであろうか。もうその時分には、群集は殿堂を降りて、我々の廻りを十重二十重に取り繞いていたが、笑いながらブルメナウ大尉の差し出した煙草を二、三人吸ってみる者も出てきた。