후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
きゅうこんさんじゅうし
求婚三銃士
佐々木 邦
佐々木 邦의 求婚三銃士(きゅうこんさんじゅうし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 162,326자 · 330화면
待遇問題
待遇問題
安達君は乗換の電車を待ちながら、青空を仰いで、意気軒昂たるものがあった。卒業後半歳にして、竟に就職戦線を突破したのである。勤め始めてから丁度一週間、仕事の方はまだ無我夢中だ。サラリーマンとしては文字通りに日が浅い。しかし得意の度合はそれに反比例を保っていた。もう一人前だと思うと、何となく尾鰭がついたような心持がする。
「おい。何うだい?」
「駄目だ。然う言う君は何うだい?」
「矢っ張りいけない」
「いつになったら目鼻がつくんだろうかな?」
と心細い問答を繰り返していた頃とは違う。
待っている電車が来ない中に、もう用のない方が又着いて、乗換の客が際立って数を増した。安達君は多少迷惑を感じた。押し合いになるから、うっかりしていると取り残される。一体、安達君は控え目の性分だ。人を突き退けて自分丈け進む気になれない。学校時代には、その為め見す/\遅刻したことがあった。しかし今は出勤だ。遅れては困る。覚えず腕時計を見て、努力を心掛けた。
「やあ。安達君」
と折から声をかけて、人を分けて来た青年があった。同じ級に机を並べた村上君だった。然う別懇の間柄でもないが、野球の応援団を指導していた男だから、一種の公人として親しみを持っている。