후리가나로 읽는 일본 고전
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きゅうこんさんじゅうし
求婚三銃士
佐々木 邦
佐々木 邦의 求婚三銃士(きゅうこんさんじゅうし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 162,326자 · 330화면
大谷さんは然うでもないが、奥さんはこれを鼻にかける。
「安達さんは学校も家から通って、就職の方も家で運動したんですから、全く大谷製でございますよ」
と吉川君のところへ行って言ったそうだ。安達君は実際その通りだから、恩に着せられても仕方がないと思っている。大谷さんは学校時代にも保証人だったが、会社へ勤めるようになっても又保証人だ。
「後れて入ったんですから、少し割が悪いそうですけれど、後は腕次第ですって」
「一生懸命でやります。決して保証人に御迷惑はかけません」
「その点は安心していますのよ。あなたぐらい堅い人は滅多にありませんわ」
と奥さんは流石に理解していてくれる。
もう一人保証人がある。それは親友吉川君のお父さんで鉄道省の技師だ。工学博士の肩書がついている。直ぐに引受けてくれたが、安達君はその折初めて話し込んで、吉川君が猫を被っているのに驚いた。
「俊彦は人間が堅過ぎて困ります。これは私の教育が厳格過ぎた結果だと思って、今更後悔しています」
とお父さんが歎息した。
「はゝあ」
「第一、友達がありません。あなた丈けですよ、時々お出下さるのは」
「僕も友達は尠い方です」