후리가나로 읽는 일본 고전
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ゆしまもうで
湯島詣
泉 鏡花
泉 鏡花의 湯島詣(ゆしまもうで)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 62,004자 · 122화면
知死期は不思議のいい目を見せて、たよたよとして火鉢に凭った。夏近いが、寒いからと、年寄は危んで、背後から昆布のような蒲団を被せようとすると、これじゃあ汚らしくッて折角の馳走も旨しゅうないと、取って撥退けたので、蝶吉が心得て、被ていた羽織を脱いで着せた。
(じみなんですから母さん似合いますよ、)と嬉しそうにいう顔を視めながら、お絹は手を通しつつ振沢山な裏と表を熟と見て、
(峰ちゃん、生意気なものを着てるね、)といった。故郷の京の色香に江戸の意気張を持って、仲之町でも、葭町でも、小さんといって、立てられた蝶吉の母は年紀わずかに三十三、最後の大厄で、その日の晩方、男は自分で見立てろと言って遺言して、日本の男と女の中に、しかも、廓の中に、蝶吉ばかりを残したのである。あと十日とは措かないで、小石川柳町から丸山の窪地へ水が出た時、荷車が流れたのが、根太へ打つかって、床を壊すと、件の婆は溺れて死んだ。これも葬る者がないので、蝶吉は母が臨終に世話になったのを恩として、同じ寺に葬ったのである。
印の墓石はいまだ立てることは出来ないけれども、出来る時だけは欠かさないで参詣する、梓がなかった以前は、ただその墓に取縋ることばかりがこの上もない楽みであった。