후리가나로 읽는 일본 고전
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ゆしまもうで
湯島詣
泉 鏡花
泉 鏡花의 湯島詣(ゆしまもうで)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 62,004자 · 122화면
「まあ、さっきから顔が見えたようだっけ、それじゃあ、俤だったかしら。」
思わず悚然として、あたりを見たが、莞爾して、
「ちょいと、肖ていると思うもんだから、お前は生意気だね。」といって掻巻の上を軽く叩くと、ふわりと手が沈んで応がない。
「あれ、」とばかりで、考えたが、そッと襟を取って、恐々掻巻を上げて見ると、牡丹のように裏が返った、敷蒲団との間には、紙一枚も無いのである。
蝶吉は我知らず、
「富ちゃん、」と声を立てて、真直に跳起きた。
「はてな、」机に凭りかかった胸を正しく、読んでた雨月物語から目を放して、座の一方を見たのは、谷中瑞林寺の一間に寓する、学士神月梓である。
衣帯正しく端然として膝に手を支いて熟ともの思いに沈んだが、借ものの経机を傍に引着けてある上から、そのむかしなにがし殿の庭にあった梅の古木で刻んだという、渠が愛玩の香合を取って、一捻して、
「こんなこッちゃあ可かん。」と自から窘めるがごとく呟いて、洋燈を見て、再び机に向った時、室が広いので灯も届かず、薄暗い古襖の外に咳く声して、
「先生、御勉強じゃな、」といいながら静かに入ったのは、院の住職律師雲岳である。