일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

ねこののみとりぶし

猫の蚤とり武士

国枝 史郎

国枝 史郎의 猫の蚤とり武士(ねこののみとりぶし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 185,496자 · 368화면

아오조라 문고

疲労と不安とで民弥も梶子も、だんだん心が弱って来、次第に体も弱って来た。

と、道が下り坂になって来た。

「あれ」

と不意に梶子は叫んで、民弥の腕へ縋りついた。

「梶子殿どうなされた」

「あれ、あそこに、あんなものが!」

梶子は顫えながら指をさした。

見れば行手の岩壁に、人の姿をした白いものが、こっちの松明の光の余波で、ぼんやりと立っているのが見えた。

民弥も何がなしにゾッとしたが、足を早めて近づいて見た。それは人間の骸骨であった。

「骸骨!」

「まあ」

「犠牲の人だ!」

そう、それに相違なかった。

この洞内へまぎれ入り、とうとう外へ出ることが出来ず、死んでしまった人の形見なのである。

(自分達もこんなようになるかもしれない)

民弥も梶子もこう思って、ゾッとせざるを得なかった。

二人はしばらく骸骨を見ていた。

と、その骸骨の右の手が、十字路をなしている道の一方を、指さしているのに気がついた。

二人は顔を見合わせた。

それから二人はその方角へ、無言のままで進んで行った。

するとまた十字路が出来ていたが、そこの岩壁にも同じような、骸骨がつっ立っていて、その左手が一方の道を、さし示すように指さしていた。