일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ねこののみとりぶし

猫の蚤とり武士

国枝 史郎

国枝 史郎의 猫の蚤とり武士(ねこののみとりぶし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 185,496자 · 368화면

아오조라 문고

で、二人はそっちへ進んだ。

道はますます降りになり、そうして枝路が少なくなった。

そうして枝路のあるところには、いつも骸骨が立っていて、手が一方を指さしていた。

二人は顔を見合わせて云った。

「変ですね、何かありますね」

「何か意味がありそうです」

こうして二人は骸骨に導かれて、下へ下へと降りて行った。

と、道が行き止まりになり、頑丈な鉄でつくられている扉が、二人の正面に立っていた。

また二人は顔を見合わせた。

そうして思わず微笑し合った。

こんなところに扉がある。では魚屋の財宝が、この扉の奥にあろうもしれないと、そう思ったからであった。

そこで二人は松明をかざして、仔細に扉を検査した。

長い年月を経ていると見えて、鉄扉には錆が行き渡ってい、磨滅したようなところもあった。巾四尺高さ八尺、それぐらいはありそうであった。

蝶つがいになっていたが、鍵穴らしいものは見られなかった。

二人の心持ちは非常な期待で、昂奮状態になっていた。

四辺に人などいない筈だのに、四辺に人がいるかのように、声を忍ばせ、呼吸を詰め、あえぐように囁くように話した。

「いよいよ目的地へ来たようですわね」