후리가나로 읽는 일본 고전
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しゅくず
現代日本文学館8 徳田秋声
徳田 秋声
徳田 秋声의 現代日本文学館8 徳田秋声(しゅくず)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 327,364자 · 638화면
に「日吉丸」とか「朝顔」とか「堀川」、「壺坂」など、お座敷の間に合うようにサワリを幾段か教わった。
しかしこの土地へ来て、一番銀子の身についたのは読書で、それを教えてくれたのは、出入りの八百屋であった。八百屋はこの花街から四五町離れた、ちょうど主人の猪野の本家のある屋敷町のなかに、ささやかな店を持ち、野菜を車に積んで得意まわりをするのだったが、土地で一番豊富なのは豆のもやしと赤蕪であり、銀子は自分も好きな赤蕪を、この八百屋に頼んで、東京へ送ったりしたことから懇意になり、風呂の帰りなどに、棒立ちに凍った手拭をぶらさげながら、林檎や蜜柑を買いに店へ寄ったりした。彼はもとからの八百屋ではないらしく、土地の中学を出てから、東京で苦学し、病気になって故郷へ帰り、母と二人の小体な暮しであったが、帳場の後ろの本箱に、文学書類をどっさり持っていた。独歩だとか漱石とかいうものもあったが、トルストイ、ドストエフスキー、モオパサンなどの翻訳が大部を占め、中央公論に婦人公論なども取っていた。
「こういう処にいると、本でも読まんことには馬鹿になってしまうからね。僕は八百屋だけれど、読書のお蔭で生効を感じている。