후리가나로 읽는 일본 고전
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しゅくず
現代日本文学館8 徳田秋声
徳田 秋声
徳田 秋声의 現代日本文学館8 徳田秋声(しゅくず)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 327,364자 · 638화면
貧しいながらに、田舎育ちの父母によって、腹一杯食べるように慣らされて来た銀子にとって、三度の口を詰められるほど辛いことはなく、芸者も労働である以上、座敷では意地汚く食べ物に手を出すのが禁物である限り、餒じいのが当然であり、彼女は日に二度も梅園の暖簾をくぐり、蜜豆やぜんざい、いそべ焼などをたらふく食べ、わずかに飢えを充たすのであった。
先輩芸者の春次を初め、少し蟇口のふくれている芸者は、お膳のうえが寂しいと見ると、子供を近くの煮物屋へ走らせ、酒で爛れた胃袋にふさわしい、塩昆布や赤生薑のようなものを買わせ、朋輩芸者の前に出すのだが、きゃら蕗や葉蕃椒のようなものも、けんどんの隅に仕舞っておき、お茶漬のお菜にするのだった。
昨夜お客がくれたからと、銀子は帯の間から出して金を火鉢の傍におくのだったが、起きそろった妹たちと一緒に、懐かしい家の飯を食べると、急いで芳町へ還って来るのだったが、その時に限らず、彼女は朝座敷からの帰りがけに、着物を着替えているところから、その足で割引電車に乗り、温かい朝飯を食べに、わざわざ錦糸堀まで来ることも珍らしくなかった。
金を家へおいて来てから二日ほどすると、藤川から電話がかかり、行ってみると、若林はお神や女中と、鴈治郎一座の新富座の噂をしており、人気が立っているので、三人で観に行く