후리가나로 읽는 일본 고전
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しゅくず
現代日本文学館8 徳田秋声
徳田 秋声
徳田 秋声의 現代日本文学館8 徳田秋声(しゅくず)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 327,364자 · 638화면
しばらくすると彼は袂から眼鏡を出して、披いてみた。そして読んでみると、帰還以来陸軍病院にずっといた長男の均一が、大分落ち着いて来たところからついこのごろ家に還され、最近さらにここの療養所に来ているということが解ったが、父親に逢いたがっているから、来られたら来てくれないかと、簡単に用事だけ書いてあった。
均一と均平の親子感情は、決して好い方とは言えなかった。それはあまりしっくりも行っていなかった。家付き娘以上の妻の郁子との夫婦感情を、そのまま移したようなものだったが、郁子が同じ病気で死んで行ってから主柱が倒れたように家庭がごたつきはじめた時、均平の三村本家に対する影が薄くなり、存在が危くなるとともに、彼も素直な感情で子供に対することができなくなり、子供たちも心の寄り場を失って、感傷的になりがちであった。均一は学課も手につかず喫茶店やカフエで夜を更かし煙草や酒も飲むようになった。
泰一という郁子の兄で、三村家の相続者である均一の伯父が、彼を監視することになり、その家へ預けられたが、泰一自身均平とは反りが合わなかったので、均一の父への感情が和むはずもなかった。