후리가나로 읽는 일본 고전
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しゅくず
現代日本文学館8 徳田秋声
徳田 秋声
徳田 秋声의 現代日本文学館8 徳田秋声(しゅくず)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 327,364자 · 638화면
しかし庸三は彼女が下宿にも旅館にもいないとなると、旅館で書いている間、来てはいけないと言われていることと照らし合わせて、彼女の態度が癪に障っていた。いつから旅館をあけているのか、それも解らなかった。ずっと部屋に籠もって勉強しているのか、それとも時には創作慾の刺戟を求めにシネマ・パレイスや武蔵野館へ行くとか、蓄音器を聞きながら、お茶を呑みに喫茶店へ入ったりして感興を唆とうとしているのか。それくらいはいいとしても、誰か若い異性を部屋へ連れこんでいるのではないかという気もしたのだった。そういう時は彼も心のやり場を求めて、川ぞいの家へ遊びに行くのが習慣になっていた。小夜子はかつての失敗に懲りて、ふっつり盃を口にしなくなっていた。それどころか、彼女はずっとその前から牛や鶏の肉をも断っていた。お茶も呑まないことにしていた。それが単に花柳界に棲む女たちのあいだにはやるちょっとした迷信的な洒落のようなものか、それとももっと深い動機に基づいた贖罪的なものか、花柳界の女たちよりか新らしく、一般的のモダアン・ガアルよりも古いところのある小夜子だとしても、酒をぴったり口にしなくなったことは、どこか心の奥にしっかりした錠の卸されてある証拠だと思うよりほかなかった。