후리가나로 읽는 일본 고전
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しゅくず
現代日本文学館8 徳田秋声
徳田 秋声
徳田 秋声의 現代日本文学館8 徳田秋声(しゅくず)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 327,364자 · 638화면
そこは銀座裏の小ぢんまりした店で、間接に来る照明が淡蒼い光を漂わし、クションに腰かけて、アルコオル分の少ないカクテルを一杯作ってもらって、ちびちび嘗めていると、自然に神経の萎え鎮まるような気分のバアであった。彼女はよほど以前に汽車のなかで、誰とかから庸三に紹介されたことがあると言っていたが、彼女の過去の閲歴や身分も嗅ぎ出そうとしても、そんな問題には皆目触れることができなかった。もちろん庸三は小夜子からも、ほんの梗概だけしか解っていない過去を嗅ぎ出そうとして、油断なく神経を働かしているのだったが、過去どころか、現在の彼女の生活の裏さえ全く未知の世界であった。庸三にはとかく人に興味を持ちすぎる悪い習慣もあった。
そのころ銀座では、あまり趣味のよくない大規模のカフエが熾んに進出しはじめて、あの辺一帯の空気をあくどい色に塗りあげ、弱い神経の庸三などは、その強烈な刺戟に目が眩むほどだったが、高声機にかかったジャズの騒音も到るところ耳を聾にした。ナンバワン級の女給の噂などが娯楽雑誌や新聞を賑わせ、何か花々しい近代色が懐ろの暖かい連中を泳がせていた。小夜子のところへ雪崩れこんで来るのも、時にはそういった連中の一部であったが、庸三も仲間の人たちと会か何かの崩れに、たまにはそういう新らしい享楽の世界へ入ることはあっても、