후리가나로 읽는 일본 고전
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しゅくず
現代日本文学館8 徳田秋声
徳田 秋声
徳田 秋声의 現代日本文学館8 徳田秋声(しゅくず)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 327,364자 · 638화면
ある時も、庸三はその友人につれられて、麻布の方に住んでいる、庸三などとはまるで生活規模の桁の異う婦人をおとずれてみた。婦人を見るというのは、附けたりの興味で、真実は売りたがっているその家を見るのが目的だったが、建築はなるほどすばらしいものだった。もちろんある大財閥の血統の一人のこれは隠宅なので、構えが宏壮という種類のものではなく、隅々まで数寄を凝らしたお茶趣味のものだったが、でっぷり肥った婦人の三年にわたった建築の苦心談を聴くだけでも、容易なものではなかった。奥にある洋館が坪三千円かかったというのも、嘘ではないらしかったが、そこの壁にかかっている大礼服装の老人は、万事不自由のないように婦人の身のまわりを処理しておいて、今はまた新しい女に移って行ったのだった。下草に高山植物ばかり集めた庭も寂びたものだった。
「何ならここでお書きになったら。」
彼女はお愛相を言うのだったが、作家というもの、ことにこの資財家の友人である庸三なぞの生活が、どんなものだかという見当もつかぬものらしかった。
「あれ三十万円かかったというんだがね、株で損したりして、今となっては少し持て余しものだから、負けるにはぐっと負けるだろうが、僕らの住居にはこてこて凝りすぎて、何だか可笑しいね。