후리가나로 읽는 일본 고전
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しゅくず
現代日本文学館8 徳田秋声
徳田 秋声
徳田 秋声의 現代日本文学館8 徳田秋声(しゅくず)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 327,364자 · 638화면
お師匠さんも先生に見てもらいたがっているのよ。」
庸三もこの人の踊りをずっと前から見ていた。十二三年も前に、日本橋倶楽部で初めてその人を見た時は、彼女も若かったが、踊りも瑞々していた。次第に彼女は新しい主題を取り扱い、自身の境地を拓いて行った。庸三も踊りはわかるようで解らないのだったが、見るのは好きであったので、舞踊にも造詣のふかい若い愛人清川を得てからの新作発表の公演も見逃さなかった。
しかし今夜のはプライヴェトな催しであるだけに、踊りよりも集まる人たちの社交の雰囲気に、巧く入って行けないような気もしたし、葉子と清川とのあれからの接近の度合いも何とはなし解るようにも思えたので、とかく気が進まないのであった。このごろの葉子の口吻でも、瑠美子を間に挟んでの二人の親愛が卜されるので、今夜あたりどんな場面を見せつけられるかも知れないし、またそれが彼ら二人の準備行動なのかも知れないのであった。感の鈍い庸三はそれを分明に考えたわけではなかったけれど、敷衍すればそうも言えるのであった。
最近移ったばかりの信濃町の雪枝の家の少し手前で、タキシイを乗り棄て、白いレイスの衿飾りのある黒いサテンの洋服を着た葉子は、和装の時ほど顔も姿も栄えないので、何か寒々した感じだったが、気分も沈みがちであった。