후리가나로 읽는 일본 고전
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しゅくず
現代日本文学館8 徳田秋声
徳田 秋声
徳田 秋声의 現代日本文学館8 徳田秋声(しゅくず)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 327,364자 · 638화면
敷金は二カ月分残っていた。
藤子は軽い雨のなかを、黒蛇の目をさして、四角に待っていた。彼女は久しく庸三のところへ出入りしている美貌の未亡人で、いつも葉子に関する庸三の話のよき聴き手の一人であった。
やがて二人で小夜子の家で晩飯を食べるつもりで、自動車を一台呼びとめた。
結局は清川との恋愛によって、彼の幻想も微塵に砕かれたと言ってよかった。
大分たってから、渋谷に書店を開き、その奥を若い人たちのサロンにして、どうにか生活の道に取りついた時、葉子もそれを庸三に見てもらいたく、北山をわざわざ使いに立てて会見を求めて来た。
その時庸三は待ち合わせていた葉子につれられて、その店を見に行ったが、二三度訪ねるうちに、ちょうど店番や書籍の配達などに働いていた青年は、三丁目のおでんやの文学青年で、その男の口から、葉子の近頃の消息も時々庸三の耳に伝わり、彼女の憧憬の的となっていたコレット女史を逆で行ったような巷の生活が発展しそうに見えた。
そのころ庸三はふとした機会から、踊り場へ足踏みすることになり、そこで何かこだわりの多い羽織袴の気取りもかなぐり棄てて、自由な背広姿になり、恋愛の疲れを癒すこともできた。