후리가나로 읽는 일본 고전
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いなかきょうし
田舎教師 他一編
田山 花袋
田山 花袋의 田舎教師 他一編(いなかきょうし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 156,097자 · 312화면
と書いた。またある日の日記には、「昨夜、一個の老鼠、係蹄にかかる。哀れなる者よ。汝も運命のしもとを免がれ得ぬ不運児か。ひそかに救け得させべくば救けも得さすべきを、われも汝をかくすべき縁持つ人間なればぞ、哀れなるものよ、むしろ汝は夜ごとの餌に迷ふよりは、かくてこのままこの係蹄に終われ。哀れなるものよ」と書いてあった。日曜日を羽生の寺にも行田の家にも行かず、「今日は日曜日、またしても一日をかくてここに過ごさんと一人朝は遅くまでいねたり」と書いて宿直室に過ごした。
郁治も桜井も小畑も高等師範の入学試験を受けるために浦和に行ったという知らせがあった。孝明天皇祭の日を久しぶりで行田に帰ってみると、話相手になるような友だちはもう一人もいなかった。雪子は例のしらじらしい態度でかれを迎えた。かれはむしろ快活な無邪気なしげ子をなつかしく思うようになった。帰る時、母親は昨日からたんせいして煮てあった鮒のかんろ煮を折りに入れて持たせてよこした。
このごろはまったく世に離れて一人暮らした。新聞もめったには手にしたことはない。第五師団の分捕問題、青森第三連隊の雪中行軍凍死問題、鉱毒事件、二号活字は一面と二面とに毎日見える。