후리가나로 읽는 일본 고전
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いなかきょうし
田舎教師 他一編
田山 花袋
田山 花袋의 田舎教師 他一編(いなかきょうし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 156,097자 · 312화면
それから十日ほどたって、二人はその女の家を出て、士族屋敷のさびしい暗い夜道を通った。その日は女はいなかった。女は浦和に師範学校の入学試験を受けに行っていた。
「どんなことでも人の力をつくせば、できないことはないとは思うけれど……僕は先天的にそういう資格がないんだからねえ」
「そんなことはないさ」
「でもねえ……」
「弱いことを言うもんじゃないよ」
「君のようだといいけれど……」
「僕がどうしたッていうんだ?」
「僕は君などと違ってラヴなどのできる柄じゃないからな」
清三は郁治をいろいろに慰めた。清三は友を憫みまた己を憫んだ。
いろいろな顔と事件とが眼にうつっては消えうつっては消えた。路には榛のまばらな並木やら、庚申塚やら、畠やら、百姓家やらが車の進むままに送り迎えた。馬車が一台、あとから来て、砂煙を立てて追い越して行った。
郁治の父親は郡視学であった。郁治の妹が二人、雪子は十七、しげ子は十五であった。清三が毎日のように遊びに行くと、雪子はつねににこにことして迎えた。繁子はまだほんの子供ではあるが、「少年世界」などをよく読んでいた。
家が貧しく、とうてい東京に遊学などのできぬことが清三にもだんだん意識されてきたので、遊んでいてもしかたがないから、当分小学校にでも出たほうがいいという話になった。